【ソーシャルレンディング】融資先の匿名化廃止へ!!
これまで私がやってみたいと思いつつソーシャルレンディングへの投資に二の足を踏んでいた一つと理由として「どこの会社に貸しているのかわからない」という点がありました。
どういう事かと言うと、ソーシャルレンディングにおいては、現在の法規制で貸出先の会社名等の情報は投資家に公表する事が出来ません。
これが2018年中にも公表するよう法改正される可能性があるようです。
まぁ、貸出先の名前がわかったからといって、上場会社でもない小さな会社の信用力を個人が調べて評価する事ができるのかと言ったら限度があり、そんなに情報は入ってこないのかもしれませんが、せめて会社名を知って会社名や代表者の名前をググるくらいの事はさせてほしい。
そしたら、代表者の名前なんかからやばそうな会社だったら何かしらの情報が入ってくるかもしれないし。
結構、自分みたいに貸出先がわからないからソーシャルレンディングに手を出せないっていう人もいたと思うんですよね。そんな人は期待して状況を注視しておきましょう。
これで、ついにやりたかったソーシャルレンディングができるかもしれないので僕も楽しみに待っております。
高利回り債券ETFの比較!【上場インデックスファンド新興国債券】と【ウィズダムツリー新興国現地通貨建債券ファンド】
新興国に投資するETFは利回りが高い事が特徴で高利回りを目指す自分にはぴったりだと思っています。
日本の証券会社から投資できるETFの中で私調べで二大利回りの高い商品であります「上場インデックスファンド新興国債券」と「ウィズダムツリー新興国現地通貨建債券ファンド」を比較検討してみようと思います。
下記が両商品の比較表です。
上場インデックスファンド新興国債券 | ウィズダムツリー新興国現地通貨建債券ファンド | |
ティッカー | 1566 | ELD |
対象 | 債券 | 債券 |
決算日 | 1/3/5/7/9/11 | 毎月 |
取引所 | 東京証券取引所 | ニューヨーク証券取引所 |
信託報酬 | 0.586% | 0.55% |
直近分配利回り | 6.18% | 5.72% |
税金 | 20.315% | 28.284% |
税引後利回り | 4.925% | 4.103% |
国別アロケーション 上位5国 |
韓国・・・10.33% | ブラジル・・・10.56% |
マレーシア・・・9.54% | ロシア・・・9.64 | |
ブラジル・・・9.37% | インドネシア・・・9.19% | |
メキシコ・・・8.91% | コロンビア・・・6.38 | |
インドネシア・・・8.68% | ポーランド・・・6.38 |
名前が長いので両商品をこの後はティッカーシンボルで呼んでいきます。
両商品は上場している取引所が異なります。【1566】に関しては東京証券取引所、【ELD】がニューヨーク証券取引所に上場しています。
どちらも普通に日本の証券会社から売買する事が出来ますが、取引所の国の違いに伴い分配金(株でいう配当金)にかかる税率に違いが出てきます。
【1566】に関しては日本でかかる源泉税である20.315%がかかりますが、【ELD】に関してはまず、米国で10%課税されたあとに日本で20.315%課税されるので合わせると28%以上の税率で課税される事になります。
結構でかいですよね。
ちなみにNISAで購入した場合には、日本でかかる税金については非課税となります。ただし米国で課される税金については非課税とならないため【ELD】の場合、米国での10%だけはNISAの場合でも課税されます。
さて、税金を考慮した税引後の分配利回りで両者を比較しますと【1566】が4.9%、【ELD】が4.1%ということで【1566】の方が、高利回りとなります。
そして、それぞれの投資対象国の違いを見てみますと結構異なる国々を投資対象としている事がわかります。
ブラジルやインドネシアは両商品ともに投資対象となっていますが、【1566】の投資割合で韓国がトップにきているのが特徴的だと思います。
利回り的には【1566】が有利ですが、様々な国に分散する事を考えると【ELD】も買っておくのも悪くない気がします。
私は現在は【1566】しか保有していないのですが【ELD】の購入も検討してみようと思っています。
以上
ソーシャルレンディングで心配な貸倒、銀行の場合の貸倒実績ってどのくらい?
ソーシャルレンディング投資を行うにあたって一番のリスクは投資元本が回収不能となる「貸倒れリスク」だと思います。
特に、ソーシャルレンディングは法律上、貸出先の会社名などの情報を公表する事ができないため貸出先の会社の詳細がわからない分、貸倒れに対する懸念はより大きなものとなります。
また、ソーシャルレンディングはまだまだ歴史が浅く、銀行融資などと比較すると規模も小さいので過去の貸倒実績のデータも少ないと考えられます。
そこで、参考にできるデータとして銀行における貸倒引当金比率を見てみようと思います。
貸倒引当金比率とは「貸倒引当金 ÷ 貸出残高」で算出されるもので、銀行が過去の貸倒実績等に基づいて貸出残高に対してこれくらいは貸し倒れるんじゃないかと想定している率という事になります。
銀行の融資は、ソーシャルレンディング会社の融資より保守的であると考えられますが銀行のデータをある程度の参考にして今後のソーシャルレンディングの貸倒れリスクについて考える事ができます。
少し古いデータではありますが、下記は、地域銀行と信用金庫における貸倒引当金比率の推移です。
https://www.boj.or.jp/research/brp/fsr/data/fsrb150819.pdf
2005年から2014年の10年間における貸倒引当金比率は、地域銀行が1.3%、信用金庫が1.8%となっています。
ソーシャルレンディング投資においてもこのぐらいの比率で貸倒れるのであれば、貸倒れによる損失を差引いても全然利益は出ます。
例えば、1千万円持っていたとして、そのお金でソーシャルレンディングで様々な融資先に分散投資していたとします。
それら融資の平均利回りが7%とした場合、70万円利息収入がある事になります。
しかし、ここで元本の一部に貸倒れが発生して回収不能になったとします。その比率が貸出残高の2%だったとすると、1千万円の2%で20万円です。
これだと元本の棄損を加味しても70万円-20万円で50万円の収入は確保されるので投資する価値はあると思います。
実際には、融資先が途中で利息も払えない状態になってしまったら利息収入も滞るので収入部分が70万より減る可能性はあります。
あと、気を付けなければならないのが1千万円すべてを一つの融資先につっこんでいたとすると、それは10か0かの話になってしまいますので、1千万円をすべて失ってしまうリスクがある訳です。
ですので、できるだけ多くの融資先に分散投資する事が大事だと思います。
多くの融資先に分散すればするほど貸倒れに出会う可能性は上がる訳ですが、出会った時のダメージは低く抑えられます。
結局、分散投資って大事だなって話になりました
以上
最安値更新中!!トルコリラは今買い時なのか!?
FXで今、トルコリラという通貨が話題です。
過去最安値を続々更新中という事で、ちょっと興味が出てきています。今回はそんなトルコリラについて調べてみました。
トルコリラ円の価格推移
トルコリラ円の過去5年間の価格の推移がこちら
2015年から継続的に下落し続けています。
そして、過去最安値を更新し続け、2018年5月25日現在の価格は1トルコリラ=23.22円となっています。
長期金利に関しては2015年から継続的に上昇しています。
年利14%と聞くと超高金利で、日本の金利水準と比べたらとても良く見えるのですが、円換算で見た場合にはトルコリラが年間14%以上、円に対して下落しているので円換算ではマイナスの投資となります。
トルコリラの特徴
トルコの物価はどうかといいますと2003年を100とした場合の消費者物価指数は2018年現在で347です。これは2003年からの15年間で物価が3倍以上になっているという事です。つまりインフレ国という事になります。
インフレ国の通貨は購買力平価の考え方でいくと売られる事になります。
購買力平価の考え方とは、世界中で売られているモノについて、どこの国で売られていても品質が同じなのであれば価格は一つであるという仮定に基づいたものです。
例えば、為替レートが1トルコリラ=30円だったとします。
その時、トルコでAという商品がが1トルコリラで売られていたとします。同じ時期に日本だと30円でA商品が売られていたとします。
これが、トルコの物価が上がってA商品1個が1トルコリラから2トルコリラになったとしましょう。
この時、日本の物価は変動なくA商品が1個30円のままだったとすると、日本で30円で仕入れたA商品をトルコで2トルコリラで売り、それを円に換金すると60円になるわけです。
こういう事をする人がたくさん出てくるうちにトルコリラが売られ為替レートがトルコリラ安になっていく。つまり、インフレ国の通貨は売られるということになるという解釈を自分はしています。
あってるかな?
この度6月1日から政策金利が8%からなんと16.5%へ引き上げられる事になったそうです。
トルコリラ円のスワップ
FXでトルコリラをする場合、魅力的なのはやはりスワップポイントじゃないでしょうか。スワップポイントとは高金利通貨を買っている場合の金利のようなものです。
5月末現在でみてみるとスワップポイントの高いGMOクリック証券は1万通貨あたり101円、みんなのFXは100円となっています。
為替の影響を考慮しないでレバレッジをかけないで考えた場合の利回りはどのくらいでしょう。1トルコリラ=24円で考えると、
1万通貨買うのに240,000円。
スワップポイントが一日100円×365日=36,500円
36,500 ÷ 240,000 = 15.2%
という事で年利が15%以上となりました。
まあ、為替が15%以上下落したらマイナスになるのですが長期的な投資で短期的な元本の下落はそんなに気にならない人にはいいのではないでしょうか。
わたし自身も今は保有していないですが、検討してみようと思います。
以上
利回り5%越え!!上場インデックスファンド新興国債券【1566】を紹介
私の数少ないポートフォリオの中の構成銘柄であります「上場インデックスファンド新興国債券」を紹介します。
現在、価格が絶賛下落中でありまして、配当利回りはついに6%台にのせてきています。
その名の通り新興国債券に投資するファンドでして、直近の資産構成では韓国、ブラジル、マレーシア、メキシコ等々様々な新興国に対して投資されています。
そして、過去の価格推移はこのようになっています。
2015年から下落しており、現在の価格も底の方でうろうろしている感じです。
そしてアメリカの長期金利の推移が以下のようになっております。
ここ最近は、米国の長期金利が上昇中で、10年米国債で利回り3%を超えてきています。それに伴い、米国よりもリスクの高い新興国債券に関してはさらに高い利回りが要求されますので価格は下落しています。
1566の利回りに関しましては、ざっくり米国10年債利回りプラス3%くらいで考えています。ですので、米国の長期金利がさらに上昇してくるようなことがあれば、今後さらに価格が下落して利回りが上昇する可能性は十分に考えられると思います。
そろそろ、買い増そうと思っているのですが、いっきに買うのではなく、少しずつ時期を分散させながら購入していこうと思います。
以上
ロスカットが怖い!FXアービトラージとは何か
FXにはスワップポイントというものがあります。
例えば、FX取引でドルを買った場合には「低金利通貨である円を売って高金利通貨であるドルを買う」という事なので、その金利差分のスワップが利息のような形で毎日いくらかもらえるのです。逆にドル売りの取引をした場合には、毎日いくらかのスワップを払わなければなりません。
そして、スワップはFX会社ごとに一日にもらえる金額、支払う金額が異なっています。これを利用して買いスワップ(もらえるスワップ)が一番高いFX会社でドル買いを行い、売りスワップ(支払うスワップ)が一番安いFX会社でドル売りを行います。
もし、
になるFX会社の組み合わせを見つける事ができれば安定して小銭を稼げるのではないかと思い、調べてみました。
理論的には両建て取引のため、一方の取引で為替差益が出て、もう一方の取引で為替差損が出ているので為替差益と為替差損が相殺されることになりトータルでは為替リスクを負わない事になります。
しかし、リスクが無いわけではなく、リスクとしては急激な為替レートの変動により損が出ている方の取引が強制ロスカットになってしまう可能性があるという事があります。
ロスカットになった時に利益が出ている方の取引も同時に決済したならば為替損益は結局プラマイゼロなのですが、利益が出ている方の取引を決済するのが遅れてしまい、為替レートがその後、逆方向に動いてしまった場合には、損だけが大きく出てしまう可能性があります。
また、通常はロスカットにあっても損失の限度は入金している金額に限られるのですが、急激なスピードでの大幅な為替レートの変動があった場合には通常のロスカットレートで決済されず入金額以上の損失を被る、つまり負債が発生する場合があります。
両建て取引はこういったリスクがあるために、できる限り余裕を持ったレバレッジで運用したいものです。
なので、できるだけロスカットは避けたいですよね。
そこで過去の為替レートで一日の値幅の最大値を調べてみる事にしました。一日一回は為替レートをチェックするとして一日で大きく動いてもロスカットされない水準でポジションを持っていたならばとりあえずは安心だからです。
2000年以降のデータによると、ドル円で過去、一日の値幅が最大だったのは2016年6月24日のイギリスでBrexitが決まったときで一日で7.93円動いています。
ですので、この値幅よりももうちょっと余裕をみて一日に10円くらい動いてもロスカットされないくらいのレバレッジで保有しておくととても安心感があります。
それでは、このくらいのレバレッジでもった場合、FXアービトラージで何%くらいの利回りがとれるでしょうか?
ドル円で取引した場合の試算によりますと、レバレッジは7倍程度でおおよそ13円程の値幅まで耐えられる事がわかりました。
そして、買い取引をGMOクリック証券、売り取引をDMMFXで行った場合の得られる差引スワップが1万通貨あたり一日28円でレバレッジ7倍で取引した場合、投入金額に対しておよそ3.3%の利回りが得られる事がわかりました。
悪くないですよね。よくもないけど。
他の高金利通貨でやった場合はどうなるかとかいろいろと検討してみようと思います。
以上
高配当米国株式のスクリーニングの仕方
私は運用資産に対して税引後で年間5%の利回りを出すことを目標にして、主に米国株やETFに投資しています。
今回は、高利回りを達成するための銘柄探しについて検討してみたいと思います。
株の銘柄をスクリーニングする時にどのような要素で絞り込んで行ったらいいでしょうか。
まずは、配当利回りの高い順に銘柄を並べます。
配当利回り順にスクリーニングするにはこちらのサイトが便利です。
ただ、このまま単純に配当利回りの高い順に投資していくのは危険です。それは、何かの原因で株価が大幅に下落したために配当利回りが高くなっている可能性があるからです。
そういった銘柄を除いて絞り込むにはどのような要素で絞り込んだらいいでしょうか。
どういう銘柄を見つけたいかといえば、業績が好調である事。少なくとも業績が大幅に下がっていないという事。
これを確認するには、数年間分の業績の推移、一株あたり配当の推移、配当性向の推移を確認します。配当性向とは利益のうちどれだけの割合で配当金として株主に支払っているかを示した指標です。
配当性向が一定していて配当額も下がっていなければ利益が出続けている会社という事ができます。逆に配当性向が急に上がっていたり、赤字なのに配当しているような会社だといちに配当利回りが高くても長続きはしないでしょう。
私は、米国株に関しては大きくキャピタルゲインを狙うというよりは、安定した配当収入を求めているので、投資する企業の配当の持続可能性、いうならば財務的な体力が気になります。
財務的な体力を知る指標としては、思いつくのは自己資本比率でしょうか。自己資本比率は総資産に対する自己資本の割合です。自己資本の割合が高く、さらにいえば配当の源泉となる利益剰余金が十分にある会社であれば、安定配当が継続される可能性が高いと考えられます。
このような点に気を付けながら購入する銘柄を絞り込んでいこうと思います。
以上