原油価格が上昇しているが原油ETFでひどい目にあった話
原油価格がここ最近、上昇していますね。WTIの原油先物も60ドルを突破しました。
現在わたくしが保有しているETFの中にWTI原油ETF(1671)というものがあります。
購入したのが2015年の2月なのですが、それ以降、価格は下落しており、含み損を抱えながら持ち続けています。完全にミスってます。はい、完ミスですね。
今回はこのWTI原油ETFでわたしがどのような痛い目にあっているかをご紹介しようと思います。
まず、この1671というETFがどういうETFかと言いますと、
円換算した「ニューヨーク商業取引所(NYMEX)におけるWTI原油先物の直近限月の清算値」との連動を目指すETF. (上場投資信託)
という事で、WTI原油先物に連動するETFという認識でいいと思います。
そして原油先物の価格は、現在は60ドル程度ですが、2011年ごろはなんと100ドルをゆうに超えていたのでした。しかしその後、急落に転じます。2014年から急落がスタートしており、その頃の価格チャートを見るとまるでジェットコースターの急降下のように半値以下にいっきに急落しています。
当時、私が特に調べもせずに考えていたことは
「こんだけ下がったんだからそろそろ原油価格は底だろう」
という事であり、根拠ゼロの自信に満ち溢れドヤ顔をきめていたのでした。
当時の自分に言ってやりたいです。
「このバーカ」と
何か原油関連の商品を買おうと証券会社のホームページで検索したところ、1671というETFが見つかり購入したのでした。
購入当時2015年2月5日のWTI原油価格およびETF自体の価格がこちら
ETF価格 3,850円
はい、この数字を覚えといてくださいね。
そして2018年1月3日現在の価格がこちら
ETF価格 2,590円 ↓
「はあ!?なんかおかしくね!?」
1671は原油先物価格と連動するETFなんですよね?価格の動きをやじるしで表したのですが原油先物価格は2015年と比べて上昇しているのにそれに連動しているはずのETF価格は下がっているのです。まじかぁ(´・ω・`)
そうか、待てよ、為替の影響なのかな。と思ったんですよね。為替が円高になっていたらその分、円建てのETF価格も下がるのでそのせいかなと。
それで、当時の為替レートと今の為替レートを比べました
2015年2月5日 ドル円 1ドル=117.51円
2018年1月2日 ドル円 1ドル=112.27円
でもですよ、為替が4.6%に対してETF価格は、なんと32.7%の下落となっています。しかも原油価格は上がってるのにですよ。何かの間違いであったほしいですよね。
こういう事ってあるんですね、
で、いろいろ調べてみたんですが、ETFが先物の直近限月が変わるときに精算して新しい直近限月の先物を買うらしいのですがその時の価格の差がうんちゃらかんちゃらでうんちゃらかんちゃらしてこういう事になる事があるらしいです。
ようは、よくわからないのでわかる方、教えてください!
私からお伝えできることは、ベンチマークが上がっていても下がるという世にも奇妙な事があるという事です。
はぁ、いたい授業料だ。。
以上です