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10年以上吸っていたタバコの禁煙に成功した体験記、禁煙うつ編②

前回、こちらの記事で禁煙にとりあえず2週間成功するまでを書きました。

 

harbor5yield.hatenablog.com

 

そして、今回は2週間以降から現在に至るまでについて書こうと思います。

 

禁煙で一番つらいのは最初の一週間だとよく言われますが、わたし個人の体験ですと、確かに体的に一番つらいのは最初の一週間だと思います。極度の眠気とか、手や頭のしびれなどの症状がありました。

 

しかし、精神的な意味で一番つらいのは禁煙を開始してから一カ月くらいたってからでした。

日に日に、無気力になり「何もしたくない、だるい」そして「悲しい、憂鬱、不安」といった負の感情が一気に押し寄せてきて、ため息しか出なくなっていました。

 

最初は禁煙のせいだと思っていなくて、もともと精神的に弱いところがあるので、季節の変わり目だからとか、仕事でいやな事が続いたからなのかと思っていたのですが何日たっても改善する兆候はなくひどくなってゆくばかりでした。

 

それで、ネットでいろいろと調べていたところ「禁煙うつ」というものがある事を知りました。

禁煙をして禁煙うつの症状があらわれる人もいるし、まったくあらわれない人もいるそうです。また症状がおきる時期や長さには個人差があるそう。

 

私は、この憂鬱な精神状態が2カ月ほど続きました。

専門家ではないので詳しくはわからないのですが、もともと人間の脳で自製される快楽物質がたばこを習慣的に吸う事によって、たばこを吸う事による快楽にとって代わられて自製されなくなっているそうなのですが、

禁煙をすると、たばこによる快楽もないし、脳の快楽物質を自製する機能も今までたばこを吸っていたことによって働かないしで、このような精神状態になるそうです。

 

こわいですねー。あらためてたばこというものの恐ろしさを感じますね。

 

このような症状が続いてる間、いっそ吸ってしまおうかと何度か思いましたが、たばこを吸わないことによる身体的な禁断症状はこのころもうすでにおさまっており、

吸いたいというより、吸う元気もないというか、吸ってしまうと吸ったことによる罪悪感でおそらくさらに精神的に落ち込むんじゃないかと思い、なんとか踏みとどまる事ができました。

 

その後2カ月くらいかかりましたが徐々に精神は上向いていきました。

 

もちろん乗り切ってしまえばあの時吸わなくてよかったー、吸っていたらまたいつか禁煙した時にあの時と同じつらい精神状態を味合わなければならなかったと思っていますが、当時は本当に死んだ魚のような目で日々をすごしていました。

 

私が伝えたいことは、禁煙に成功した人は、割とカッコつけて「いやー、思ったよりぜんぜん余裕でやめれたよ」とか「三日もたてばもう吸いたくなくなるよ」とか自分は決してニコチンに依存していたわけではなく、吸いたくて吸っていたのでやめる時もすぐやめられる意思の強い人アピールをする人がいますが、

 

このように泥まみれになりながら、死んだサバのような目をして生死のさかいをさまよった人もいますので、

今禁煙をしていてつらいと思っている方に、「自分だけじゃない、みんな通った道なんだね、おれも頑張るよ」と思って頂ければ幸いです。

 

以上