投資を考える上で重要な良い金利上昇と悪い金利上昇って!?
最近、金利にすごく興味があります。
さて、米国の長期金利が上昇しています。
米国10年債の金利は3%に届こうかという勢いです。
私の知識では金利の上昇は通貨高の要因となると思っていたのですが、最近は逆にドルは円に対して安くなっており、1ドル=106円台まで円高となっています。
なぜだろう?
まず、金利上昇には、良い金利上昇と、悪い金利上昇があるそうです。
【良い金利上昇】
・景気拡大→賃金上昇→ゆるやかなインフレ→資金がインフレヘッジ可能な債券から株式へ→金利上昇
・企業の設備投資による借入増加、個人の借入増加→資金需要が増加する事により高い金利でも借りる借り手が出てくるので金利上昇
【悪い金利上昇】
・米国が財政赤字になる→補填のために国債を発行する→買い手が不足→金利上昇する。
・保護主義的な関税引き上げや移民の制限による賃金上昇によってインフレが加速→インフレヘッジできない債券が売られ金利が上昇
・金利上昇に伴い企業の借入金利も上昇し、企業の金利負担が増加→企業の業績低迷→株価低迷。
良い金利上昇と悪い金利上昇を考えてみた時にこんな感じなのかなと思うのですが、いったい今が良い金利上昇なのか、悪い金利上昇なのかどっちなんでしょうか。
なんでも悲観的に考えがちな自分はきっと悪い金利上昇にちがいない!なんて思っているのですが、
一方で、米国の経済は底堅く、実質GDP成長率は2017年10-12月期まで3四半期連続で2%を上回っているそうです。これだけをみると良い金利上昇という事もできます。
てか、そんなんわかったら今頃、超金持ちだわ!!
以上