高利回り債券ETFの比較!【上場インデックスファンド新興国債券】と【ウィズダムツリー新興国現地通貨建債券ファンド】
新興国に投資するETFは利回りが高い事が特徴で高利回りを目指す自分にはぴったりだと思っています。
日本の証券会社から投資できるETFの中で私調べで二大利回りの高い商品であります「上場インデックスファンド新興国債券」と「ウィズダムツリー新興国現地通貨建債券ファンド」を比較検討してみようと思います。
下記が両商品の比較表です。
上場インデックスファンド新興国債券 | ウィズダムツリー新興国現地通貨建債券ファンド | |
ティッカー | 1566 | ELD |
対象 | 債券 | 債券 |
決算日 | 1/3/5/7/9/11 | 毎月 |
取引所 | 東京証券取引所 | ニューヨーク証券取引所 |
信託報酬 | 0.586% | 0.55% |
直近分配利回り | 6.18% | 5.72% |
税金 | 20.315% | 28.284% |
税引後利回り | 4.925% | 4.103% |
国別アロケーション 上位5国 |
韓国・・・10.33% | ブラジル・・・10.56% |
マレーシア・・・9.54% | ロシア・・・9.64 | |
ブラジル・・・9.37% | インドネシア・・・9.19% | |
メキシコ・・・8.91% | コロンビア・・・6.38 | |
インドネシア・・・8.68% | ポーランド・・・6.38 |
名前が長いので両商品をこの後はティッカーシンボルで呼んでいきます。
両商品は上場している取引所が異なります。【1566】に関しては東京証券取引所、【ELD】がニューヨーク証券取引所に上場しています。
どちらも普通に日本の証券会社から売買する事が出来ますが、取引所の国の違いに伴い分配金(株でいう配当金)にかかる税率に違いが出てきます。
【1566】に関しては日本でかかる源泉税である20.315%がかかりますが、【ELD】に関してはまず、米国で10%課税されたあとに日本で20.315%課税されるので合わせると28%以上の税率で課税される事になります。
結構でかいですよね。
ちなみにNISAで購入した場合には、日本でかかる税金については非課税となります。ただし米国で課される税金については非課税とならないため【ELD】の場合、米国での10%だけはNISAの場合でも課税されます。
さて、税金を考慮した税引後の分配利回りで両者を比較しますと【1566】が4.9%、【ELD】が4.1%ということで【1566】の方が、高利回りとなります。
そして、それぞれの投資対象国の違いを見てみますと結構異なる国々を投資対象としている事がわかります。
ブラジルやインドネシアは両商品ともに投資対象となっていますが、【1566】の投資割合で韓国がトップにきているのが特徴的だと思います。
利回り的には【1566】が有利ですが、様々な国に分散する事を考えると【ELD】も買っておくのも悪くない気がします。
私は現在は【1566】しか保有していないのですが【ELD】の購入も検討してみようと思っています。
以上