運用利回り5%をめざす実践記

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最安値更新中!!トルコリラは今買い時なのか!?

FXで今、トルコリラという通貨が話題です。

過去最安値を続々更新中という事で、ちょっと興味が出てきています。今回はそんなトルコリラについて調べてみました。

 

 

 

 

トルコリラ円の価格推移

トルコリラ円の過去5年間の価格の推移がこちら

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2015年から継続的に下落し続けています。

そして、過去最安値を更新し続け、2018年5月25日現在の価格は1トルコリラ=23.22円となっています。

 

 

ちなみに過去5年のトルコリラ長期金利の推移はこちらです。

 

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長期金利に関しては2015年から継続的に上昇しています。

年利14%と聞くと超高金利で、日本の金利水準と比べたらとても良く見えるのですが、円換算で見た場合にはトルコリラが年間14%以上、円に対して下落しているので円換算ではマイナスの投資となります。

トルコリラの特徴

トルコの物価はどうかといいますと2003年を100とした場合の消費者物価指数は2018年現在で347です。これは2003年からの15年間で物価が3倍以上になっているという事です。つまりインフレ国という事になります。

 

インフレ国の通貨は購買力平価の考え方でいくと売られる事になります。

購買力平価の考え方とは、世界中で売られているモノについて、どこの国で売られていても品質が同じなのであれば価格は一つであるという仮定に基づいたものです。

 

例えば、為替レートが1トルコリラ=30円だったとします。

 

その時、トルコでAという商品がが1トルコリラで売られていたとします。同じ時期に日本だと30円でA商品が売られていたとします。

これが、トルコの物価が上がってA商品1個が1トルコリラから2トルコリラになったとしましょう。

この時、日本の物価は変動なくA商品が1個30円のままだったとすると、日本で30円で仕入れたA商品をトルコで2トルコリラで売り、それを円に換金すると60円になるわけです。

 

こういう事をする人がたくさん出てくるうちにトルコリラが売られ為替レートがトルコリラ安になっていく。つまり、インフレ国の通貨は売られるということになるという解釈を自分はしています。

あってるかな?

 

そしてトルコリラの特徴と言えば、高金利通貨という事です。

この度6月1日から政策金利が8%からなんと16.5%へ引き上げられる事になったそうです。

 

www.bloomberg.co.jp

トルコリラ円のスワップ

FXでトルコリラをする場合、魅力的なのはやはりスワップポイントじゃないでしょうか。スワップポイントとは高金利通貨を買っている場合の金利のようなものです。

5月末現在でみてみるとスワップポイントの高いGMOクリック証券は1万通貨あたり101円、みんなのFXは100円となっています。

 

為替の影響を考慮しないでレバレッジをかけないで考えた場合の利回りはどのくらいでしょう。1トルコリラ=24円で考えると、

 

1万通貨買うのに240,000円。

 

スワップポイントが一日100円×365日=36,500円

 

36,500 ÷ 240,000 = 15.2%

 

という事で年利が15%以上となりました。

まあ、為替が15%以上下落したらマイナスになるのですが長期的な投資で短期的な元本の下落はそんなに気にならない人にはいいのではないでしょうか。

 

わたし自身も今は保有していないですが、検討してみようと思います。

 

以上