運用利回り5%をめざす実践記

10年間貯金しまくって疲弊した男が運用先に悩むブログ

投資において最悪どのくらい損する可能性があるかを想定して置くこと

私は、とても心配性です。

ですので、投資においてもいつか大きな損失を被るのではないかといつも心配しています。

しかし、ただただ心配しているだけでは意味がないので、逆に想定される最大損失を把握しておくことで不安を解消しようと思います。想定される損失を知ることでもやもやした不安をクリアにする事が目的です。

 

私が現在保有している金融商品について過去の値動きを見て「最悪、どのくらいの損失があり得るか」を想定してみようと思います。

 

PFF(iシェアーズ米国優先株式ETF

 

PFFは米国の優先株式で構成されたETFで、利回りは税引前で6%近い高利回り商品です。私のポートフォリオにおいても結構な割合で保有しております。

そしてPFFの過去の値動きはこんな感じです。

 

 

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2009年に大きな谷があります。これは、ご存じリーマンショックの時であり、この2009年に最安値をつけています。

 

価格は$15くらいですね。

2018年7月現在で、$37.7なので、現在の価格から考えると$15は6割減で4割の価格です。

なぜリーマンショックでここまで下がっているかというと、PFF保有している優先株の構成銘柄は金融機関の優先株の割合が大きかったため、リーマンショック金融危機が起こった際の影響は大きく、大幅に値下がりしています。

 

さらに、考慮しなければならないのは、PFFアメリカで上場されているETFであるために商品自体の価格の下落にプラスして日本円に換算した時の為替レートの影響もあります。つまり、為替レートが円高に振れた場合には為替による損失も被るという事です。

 

過去の為替の値動きを見ると、2011年、12年あたりはドル円の為替レート75円台になっています。

2018年7月現在より30%以上円高のレートです。

 

つまり、PFFの場合、商品自体の価格の下落と為替レートの影響も考えるならば現在の価格から7割程度の下落は最悪の場合覚悟しなければならないという事です。

 

これを改めてみてみると分散投資の必要性を感じます。

 

いまの自分のポートフォリオPFFの他には新興国債券や米国のハイイールド債ETFなどがありますがもっと商品を分散させていかないといけないと思います。

 

以上